2004 KH0 サイパン島移動運用記 by JA3MVI

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 2001年から毎年実施しているKHO サイパン移動運用を今年も12月10日から13日に実施しました。参加者は、当クラブからJA1HOD上村OM,JJ1CDY田渕OM,JA3MVI山本、そして、さいたま市ローカルからJA1UII小野OM、JL1FYW皆藤OMの5名です。ちなみにこの時期に実施するのはARRLの10mコンテストがあること、クリスマス休暇前の閑散時で航空運賃やホテル代が格安であることも大きな理由です。

 出発当日は、午前7時半に成田空港で5名の顔が揃ったところで早々にチエックインを済ませ、ラウンジで航空会社サービスの朝食と早くもビール、ワインが始まりました。AC変調は機内でも続きましたが、サイパン到着時にも、酒豪の各OMはまだまだ足元もしっかりしていました。

 空港からは迎えの車でホテルまで移動、荷物を解くのももどかしく早速アンテナの設営です。顔なじみのホテルの保守スタッフの支援を受けて、日本との温度差が20℃近い酷暑の中、大汗をかきながら7MHz、18MHz、28MHzそれぞれのダイポールとオールバンド用のロングワイヤを10階建てホテルの屋上に設置し、10階の我々のコネクティングルームに引き込みました。日本時間の午後4時ごろには運用準備が整い、まずは21MHzから運用を開始しました。コンディションはあまり良くなかったのですが、それでもJAとの間は比較的良好で多くの局に呼んでいただきました。

 しかし、今回は現地のハムとの交流も図りたいと、日本出発前にWH0X Bongさんと連絡を取ったところ、ちょうど12月10日は彼らのクラブのクリスマスパーティがあるので招待するとの返事をもらっていました。7PMからのパーティでしたので、最初の運用は早々にQRTしてタクシーで会場のレストランに向かいました。パーティには、MDXアマチュア無線クラブのメンバーが家族も含めて50名あまり集まっており、我々も仲間に入れてもらい大歓迎されました。クラブの役員交代やメンバーの表彰などと、歌やダンスのアトラクションがうまくアレンジされたFBなパーティでした。飲み物やローカル料理のチャモロ料理などを中心に食べ物も沢山あって会場を出る頃にはみんなお腹が苦しいくらいでした。帰りはタクシーを呼ばす、雨上がりの星空を見ながらホテルまで約3kmの海岸沿いの夜道を腹ごなしの散歩をしました。ホテルに戻ると、ローバンドが開けており、暫く運用しましたが、早朝からの旅行の疲れとAC変調で早々に全員が寝てしまいました。

 2日目からは、朝晩のローバンド、昼間のハイバンドというパターンで運用を続けましたが、ロングワイヤアンテナチューナの接地が途中から接触不良気味になり160m、80m、30mバンドは十分な運用ができませんでした。一方のハイバンドもJAはともかく、昨年までのようにヨーロッパや北米から呼ばれませんでした。だからという訳ではないのですが、2日目の夜は全員でディナー・クルーズに出かけて水平線に沈む夕日をみながら、音楽と太平洋の島々のダンスを楽しんできました。ビールは飲み放題でしたが、ちゃっかり成田空港で買ったウイスキーを持ち込み、水割りを飲みながらの楽しいディナーのひと時でした。

 それでも、メンバー5名の交信数を合計すると2,000局近くになりましたから、満足できる結果だと思っています。来年は6月頃にKDD大阪ハムクラブとの合同ミーティングを兼ねての移動を目論んでいますので、是非ご参加いただきたいと思います。 【JA3MVI 山本記】

2002年12月のKH0移動
2003年6月のKH0移動

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